おはようございます、仁です。
今日で9月3日。週末はまた台風の影響で天気が崩れそうですね。ここのところ土日を狙ったように雨が続いていて、わさび食堂の営業もなかなか思うようにできていません。とはいえ9月に入りました。気持ちを切り替えて、張り切っていきたいと思います。
東京わさびとして、初めての「専門学校授業」
昨日は、私たち東京わさびにとって初めての試みとなる、東京すし和食調理専門学校さんでの授業に登壇してきました。

これまでも企業研修などで40分から1時間ほどお話しさせていただく機会はありましたが、今回は3時間を超える長丁場です。これだけの時間をまるごといただいて、ひとつのテーマを学生たちに伝えるというのは初めての経験でした。私たちにとっても、本当にいい挑戦になったと思っています。

自分たちがこれまで奥多摩の現場で積み重ねてきたこと、泥臭くやってきたことのリアルな話。うまく喋れた自信があるわけではないのですが、何か響くものがあったんじゃないかと感じています。
来週もう1回、同じ授業があります。すべてが終わったら、内容も含めてまた詳しくご報告しますね。
一方で、社会のほうは
教育の現場で前向きなエネルギーをもらった一方、最近のニュースを見ていると、正直この日本社会にがっかりさせられることが多いです。特に気になっているのが3つ。
ひとつめは、東京都議会議員のさとうさおりさんが、8月末にYouTubeで議員辞職を表明された件。理由は明かされないまま、「命を優先する」という説明でした。何があったのかは、外からは分かりません。分からないままだからこそ、怖いなと感じています。
ふたつめは、NHK党の立花孝志さんの勾留が8か月を超えているという話。亡くなった元兵庫県議への名誉毀損の罪で起訴され、保釈も認められない状態が続いていると報じられています。事件そのものの是非を僕が判断できるわけではありません。ただ、これだけ長く身柄を拘束され続けるというのは、どういうことなんだろうと考えてしまいます。
みっつめは、自民党福岡県連の話。県議会をめぐる問題で、党本部が「現職には公認を出せない」と伝えたと報じられていて、議長のポストにお金が動いていたのではという証言まで出てきている。
もしインターネットがなかったら
この3つに共通しているのは、「もしSNSやYouTubeがなかったら、僕らはたぶん何も知らないままだった」ということじゃないかと思うんです。
個人が直接発信できる時代になって、ようやくこうした話が表に出てくるようになった。もちろんSNSには、過激な言葉や不確かな情報が飛び交うという影の部分もあります。それでも、これだけ発信手段がある今ですらこの状態なのだから、手段そのものがなかったらと思うと、本当に恐ろしい。
要するに、大きなシステムに対する「信頼」が、根っこから崩れ落ちているのが今の日本なんだと思います。
崩れた信頼を、自分たちの手で積み直す
遠くの政治に向かって文句を言っていても、社会はすぐには変わりません。だからといって、諦めて悲観するつもりもない。
僕はいつも、ブランドというのは結局「信頼による差別化」だと思っています。巨大なシステムの信頼が崩れている今だからこそ、僕たちは自分たちの手が届く範囲で ── 奥多摩という地域、TOKYO WASABI というブランドで ── 嘘のない真っ当な信頼を、もう一度根っこから積み直していきたいんです。
自然を相手に嘘をつかず、現場で汗を流し、美味しいわさびを届けて、目の前のお客さんや仲間との約束を守る。わさび田の石積みと同じで、ひとつずつ小さな石を積んでいくしかない。時間はかかるし、地味な作業です。でもそれこそが、僕たちなりのできることだと信じています。
社会に少しがっかりしても、僕たちには守り、育てていくわさびがあります。この手で積む小さな信頼から、日本の価値を高めていく。9月も、ブレずに自分たちの信じる道を進んでいきます。
今月もよろしくお願いします。それでは、失礼します。
